すやりな時間

夜唄すやり(声優、シナリオ、イラスト)の日々のあれこれや映画の感想。

映画感想02『エンド・オブ・トンネル』壁の向こうにいるのは誰…!?

 

『エンド・オブ・トンネル』感想

 

◇だいたいのあらすじ

 

交通事故で妻と娘を亡くし車椅子生活をしているホアキン

孤独に暮らす中、貸し出していた自宅の2階にとある親子が引っ越してくることに。

そんなある日のこと、地下室の壁の向こうから謎の話し声が聞こえてきて…。

 

◇感想(ネタバレ注意)

 

孤独に暮らす男性ホアキンの心境の変化、そして引っ越してきた親子の秘密、

壁の向こうから聞こえてくる謎の声と、その真相。

最初から最後まで見どころが詰まっていてとても濃厚な作品でした。

 

突然知らない親子とひとつ屋根の下で暮らすことになったホアキン

最初こそつっけんどんな態度を取っていたものの、

明るく奔放な女性ベルタと、無口でミステリアスな娘ベティに

だんだんと心を許していく様子は見てて微笑ましかったですね。

ただ、そんな親子にも「ある秘密」が隠されているわけなんですが…。

 

親子の引っ越しを機に生活ががらりと変わったホアキンですが、

変化はもうひとつありました。

それは、自宅の地下、その壁の向こうで誰かがなにかを行っているということ。

日頃から機械でいろいろな作業を行っているホアキンは、壁の向こうの調査を開始。

音声を拾ったり、小型カメラを通して様子を見たり。

向こうにいる謎の人たちにバレちゃうんじゃないか!?ともうハラハラでした。

 

調査の結果、壁の向こうでは銀行強盗が計画されていることが発覚するわけですが、

もう、そこからのホアキンと強盗側の攻防戦がすごかった…!!

攻防戦というか、もうずっとホアキンのターン!!みたいな。

ホアキンさんがなんでもできる男すぎて、ずっとかっこよかったです。

もちろん、ピンチに陥ったりするシーンもありますが。

強盗たちにバレないように、計画を阻止する。

ハラハラドキドキの連続で、思わず見ていて体に力が入ってしまいました。

すごい緊張感です。

 

私が特にすごいな、と思ったのは伏線の回収の仕方です。

さりげなく伏線が張られていって、それらを綺麗に回収する。

「こうなるのかな?」の予想がいい意味で裏切られたりもしました。

いやー、おもしろかった!!!

 

この作品を見るにあたって、

注目ポイントはやっぱり強盗の計画を阻止していく様子だと思うんですが、

個人的にはホアキンとベティちゃんの関係にも注目してほしいです。

妻子を失って心を閉ざしていたホアキンと、

複雑な環境にいて心を閉ざしているベティちゃん。

そんなふたりの距離がだんだんと少しずつ近づいていく描写が素敵です。

ホアキンのことが気になっているけれどまっすぐ目を合わせられず、

ちらちらと視線を投げるベティちゃんがとても可愛かったなぁ。

 

『エンド・オブ・トンネル』。

緊迫感と伏線回収がものすごい作品でした。

ホラー映画見ているときより緊張しちゃったかも、私。

あとあのクッキー、途中でベティちゃんが食べちゃうんじゃないかとハラハラしちゃった。

スリードだったのかな。

 

壁の向こうに誰かが潜んでいる。

想像しただけでぞっとしちゃいますよね…。怖すぎる…。